理論コース(1)

スピリチュアルケアワーカー養成講習会

開講講座一覧 1年次

 これまでのスピリチュアルケアワーカー養成講習会と変わらず、異業種の人達が集い、共に学び会います。ボランティアをしている社会人、主婦、僧侶、医師、看護師、介護福祉士、言語聴覚士、アロマセラピスト、様々な職種の人が学びに来ます。受講生は、いつもの自分の殻を破り、多様な学びを深めます。講師にも、心理の専門家のみならず、仏教僧侶、キリスト教のチャプレン、神主、医師、介護福祉士、看護師、その多彩さはどこにも負けません。
 ほとんどの講座は90分を1単位として2単位です。中には4単位のワーク主体の講座もあります。また講習会場は一部を除いて関西で行われています。講義終了後、原則として2週間以内にA4用紙1枚以上2枚以内のレポートを提出していただき採点されます。
 なお、講義の日程については、決定次第掲載させて頂きます。遅くとも今月中には、ほとんどの日程を決定する予定です。

  科目 内容 講師 講義の内容 ( )内は単位数
5月7日
12~14pm
ガイダンス 学習の流れや実践方法を案内する    
5月7日
14~16pm
SC援助論1 スピリチュアルケアの総論的理解 大下大圓 スピリチュアルケアを実践するための人間存在としてのスピリチュアリティの理解を概観し、受講生同士の自己紹介などで、グループ構成をする。(2)
5月8日
9~12am
SC援助論2 臨床仏教とスピリチュアルケア 大下大圓 スピリチュアルケアを実践するための人間存在としてのスピリチュアリティの理解を概観し、東洋、とりわけアジアの仏教的ケア論を考察する。なおアジアでの臨床宗教師の活動や日本臨床宗教師会の動向を理解する。(2)
5月8日
13~16pm
SC援助論3 スピリチュアルケア概論 窪寺俊之 魂の叫びや痛みを聴き、訊き出す方法についての方法について学びます。感性を磨き、魂の痛みを聴く。魂の構造や生成過程を考えながら、魂のケアのできる人の養成を目的にします。(2)
6月15日13pm~6月16日17pm SC援助論4 非構成的エンカウンター 山添 正 患者や利用者とのかかわる力の育成を目指しています。ファシリテーター主導の構成的なエンカウンターと異なり、非構成的なエンカウンターはより主体的な、深い人間関係のかかわりと、人格理解を求められますので、さらによりよく他者を理解し、自分を理解する力を深めることに役立ちます。(4)
7月12日
13~16pm
SC援助論5 福祉援助とスピリチュアルケア 日置洵子 介護現場におけるスピリチュアルケア。高齢社会における介護の現場を知り、認知症を含む高齢者の心に寄り添う。(2)
7月13日
9~12am
SC援助論6 日本人の死生観 カール・ベッカー 患者と家族の生死を従来見守ってきた僧侶が、日本人に馴染み深い佛教的理念と実践を如何に提供できるかが問われている。これこそが日本的・佛教的スピリチュアルケアであり、この課題の検討が本授業の大きな目標である。(2)
7月13日
13~16pm
SC援助論7 家族援助とスピリチュアルケア 西川みち子 アメリカのミニューチンのサブシステム理論と技法について学習する。現在、家族療法は熟成期を迎えており、家族の形態も多様化が進んでいる中、家族全員が集まるという形態ではなく、家族療法の視点を持ちながらカップル面接、一対一面接などその応用の時代に入っていると言える。事例研究などで実践的学習へと進めたい。(2)
8月23日
13~16pm
SC援助論8 教育とスピリチュアルケア 得丸貞子 若い世代におけるいのちの教育とスピリチュアルケアに関する理解・演習をとおして、次世代育成について考察することを目的とします。これまで、ケアは医療・福祉領域でなされる行為であったが、近年、教育領域にもケア(ケアリング)が重要との認識ができてきました。若い世代の教育におけるスピリチュアルケアを考え、演習をとおして認識を深め、ひいては受講者自身のスピリチュアルケアの一端を目指す。(2)
8月24日
9~16pm
SC援助論9 傾聴法-デモ&ワーク 渡邉真教 フォーカシングとは、言葉になる前の「からだの感じ」を大切にして話しを聞きます。インタラクティブ・フォーカシングは、丁寧にこの「からだの感じ」を聞き、伝え返しをすることで、共感するということを深く味わえるエクササイズです。カウンセリングの質を高めるために短時間にトレーニングできる方法です。(4)
9月12日
13~16pm
SC援助論10 密教実践から見たスピリチュアルケア 麻生祥光 密教実践から見たスピリチュアルケアを、寺院の現場から現代にどう活かしているかを学習する。(2)
9月13日
9~12pm
SC援助論11 がん患者のスピリチュアルケア 奥野芳茂 いまの世の中は、情報が氾濫し、ただでさえ混乱している当事者をさらに混乱させます。そのような、がん患者さんが置かれている状況を学習し、それに対して我々に出来るケアのあり方をみんなで検討する。(2)
9月13日
13~16pm
SC援助論12 神道とスピリチュアルケア 鎌田東二 欧米で発達したスピリチュアルケアが日本で定着していくためには、在来の基層文化とどのように折り合いをつけるかが重要な課題となるだろう。本講座では和歌や祝詞や祭りを「鎮守の杜」としての神社で展開してきた神社神道を取り上げる。神道の基本構造を『古事記』をテキストに読み解き、続いて、神道と仏教との関係を歴史的に展望する。そして、神社や寺院などの聖地・霊場に宿る「聖地感覚」と「生態智」がスピリチュアルケアとどのように関わるかを考えてみたい。(2)
10月1日13pm~
10月2日
16pm
SC援助論13 サイモントン療法 田村祐樹 病気や日常から多くのストレスを感じている状況は、健康な状態とは言えません。ストレスを解消し感情が安定する事は、治療を続けていく上、さらに、豊かな人生を歩んで行く上においても、とても大切です。一方、ケアを提供する側にとっても自分自身が良い状態でなければ、良いケアを提供する事は困難です。サイモントン療法の様々なカウンセリング技法を活用し、CAREGIVER の皆様も自身のストレスケアとして役立ててください。(4)
11月5日
13~16pm
SC援助論14 看護・介護とスピリチュアルケア 木村和子 看護・介護の原点からスピリチュアルケアを学ぶ。ナイチンゲールの思想・功績を紹介する事を通して、看護・介護とは何かを学び、スピリチュアルケアの重要性を考える。(2)
11月6日
9~12pm
SC援助論15 ケアの哲学 西平 直 スピリチュアルケアにおける「自我への執着」の問題を考えてみたいと思います。スピリチュアルケアとは、「自我への執着から離れようとすること」ではないか。正確には、「クライエントが自我への執着から離れてゆくことを援助する」試みではないか。さらに正確には、ケアする人自身が「自我への執着から離れてゆく」ことを目指していなかったら、成り立たない営みではないか。では一体「自我への執着」とはどういうことか。「自我への執着」から離れることなどできるのか。そうした困難な問いの前で立ち止まり、参加者各自が悩みながら(困惑しながら)、自分なりの答えを創りだす時間にしたいと思います。(2)
11月6日13~16pm SC援助論16 音楽療法とスピリチュアルケア 北本福美  前言語的・非言語的媒介を通した関わりが、精神保健に如何なる役割を果たすのかを概観する。講義では、音楽療法の具体的な事例を提示しながら進めていく。(2)
1月7日
13~16pm
SC援助論17 神谷美恵子の世界 嵩倉美帆 神谷美恵子の『生きがいについて』を主軸した講義内容をもとに、それぞれの「生きがい」「生きがい感」を見つめ直し、人はいかに自己や他者と向き合い、「生」と向き合うかについて、ディスカッションやワークを通して学びます。(2)
1月8日
9~12pm
SC援助論18 学校援助とスピリチュアルケア 佐々木慈瞳 学童期、思春期は、自分がどうありたいかを模索する時期でありながら、迷いや悩みを表現する言葉や手段に乏しいことも多い。スピリチュアリティの土台をつくるこの時期に、どう関われば援助につながるかを探りたい。また学校援助の対象は子どもだけでなく、家族や地域、教師も含めたダイナミズムの中で、実践的なスピリチュアルケアの視点を深めたい。(2)
1月8日
9~12pm
SC援助論19 儒教のスピリチュアルケア 山添 正  ※シラバス発行までお待ち下さい
  SC援助論20 臨地実習 大下大圓 スピリチュアルケア援助論の理解から実践的活動として、実習場所に病院(医院)を選定し、将来のスピリチュアルケア活動の指針とする。そのために、慢性疾患をもつ人や、人生の終末期を生きんとする人と家族の全人的苦悩を理解し、緩和ケアの実際について学ぶ。また緩和ケアチームの動きを観察し、チームの一員としての役割と責任を自覚し、苦悩する人への援助の多様性を学習し、ケアの本質を学ぶとともに自己の死生観を養う。
  総合レポート
1年次修了レポート
  この1年で学んだこと」をA4レポート1枚以上2枚以内。1年次の最終講義ならびに、臨地実習終了後に提出して頂きます。

NPO法人 日本スピリチュアルケアワーカー協会。